DETAIL
胸元には、薔薇色のコバルトカルサイト。
繊細で、決して丈夫とはいえない石。
だからこそ、この石を身につけているときだけは、少しだけ立ち止まり、自分自身と向き合うことにしている。
いつものように、ノートを取り出した。
真っ白なページを開き、ペンを握る。
「わたしは、いま、どうしたいのだろう。」
そう書いて、しばらく手を止めた。
毎日の暮らしの中では、誰かのために考え、誰かのために動くことが多い。
こうするべきだとか、こうしたほうがいいとか。
気づけば、自分の本当の気持ちが、ずいぶん遠くに行ってしまうことがある。
胸元の石に、そっと指先で触れる。
深呼吸をして、意識を自分の内側へと向けてみる。
本当は、何が好きだった?
何をしているとき、幸せを感じる?
誰の期待でもなく、誰のためでもなく、
わたし自身は、どう生きたい?
ふと、手の中の石を見つめた。
美しい薔薇色の結晶の中には、白い模様が幾重にも重なり、ときおり黒い内包物も見える。
透明で美しいところばかりではない。
それでも、そのすべてがこの石を形づくっている。
そういえば、わたしの中にも、たくさんのインクルージョンがある。
人には見せたくない弱さも、嫉妬も、迷いも。
自分でも好きになれない部分だってある。
これまでは、そんな自分を変えなければと思っていた。
もっと強く、もっと優しく、もっと完璧な自分にならなければ、と。
でも、本当にそうなのだろうか。
美しいところも、そうでないところも。
光の当たる部分も、影になっている部分も。
全部まとめて、わたしなのだ。
石の中にあるインクルージョンを、無理に取り除こうとは思わない。
それと同じように、自分の中にあるものも、まずはそのまま認めてみよう。
完璧でなくてもいい。
いつも正しくなくてもいい。
ありのままの自分を認めることから、何かが変わり始めるのかもしれない。
もう一度、ノートに向き合った。
そして、ゆっくりと書き加えた。
「わたしは、わたしのままで、どう生きたい?」
答えはまだ、はっきりとは見えない。
けれど、さっきより少しだけ、心が軽くなった気がした。
自分自身の声を聴くためのペンダント
モロッコの大地から生まれた、薔薇色のコバルトカルサイト。
鮮やかなピンク色と、白く重なり合う結晶模様が美しい天然石です。
石の中には、黒い内包物や自然由来の模様が見られることもあります。
それらもまた、長い時間をかけて大地の中で育まれた、この石だけの表情です。
繊細な天然石を、ひと結び、ひと結び、マクラメ編みで包みました。
このペンダントは、身につけるだけで何かを変えてくれる魔法の道具ではありません。
けれど、胸元の石にそっと意識を向けることで、日々の忙しさから少し離れ、自分自身の声を聴く時間をつくることができるかもしれません。
日記を書くとき。
瞑想するとき。
人生の選択に迷ったとき。
そして、完璧な自分でいなければと、少し疲れてしまったときに。
「わたしは、本当はどうしたい?」
その問いを忘れないための、小さな目印として。
答えは石の中ではなく、わたしの中にある。
ROOTPEOPLE 魔法の道具屋
モロッコ産のコバルトカルサイトを、マクラメ編みのペンダントに仕立てました。
鮮やかなピンク色と、白〜淡いピンクの層状模様が美しい、大ぶりで存在感のある一点です。
原石らしい結晶模様を残した石を使用しているため、ひとつひとつ異なる天然石ならではの表情を楽しめます。
ナチュラルカラーのコードでシンプルに仕上げていますので、男女問わず身につけていただけます。
※着用イメージにはAI生成画像を使用しています。実際のサイズやデザイン、着用感には違いがあります。実物の状態は商品写真をご確認ください。
紐の長さは調節可能です。
ペンダントトップサイズ
約 34 × 23 × 9.9mm